こう観やがってます

　今期最大の注目作（個人的に）。
　とうとう西尾維新原作のアニメが始まりました。

化物語(上) (講談社BOX) (2006/11/01) 西尾 維新 商品詳細を見る

　BOX系ってちょっと高いよね。

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化物語　第一話「ひたぎクラブ　其ノ壹」


　癖が強い！
　シャフト×新房監督だからという理由もあるけど、それだけじゃなく原作の癖も強いから……相乗効果で凄いことになってる。下手したら初回で視聴者を引かせたかもしれません。でも西尾維新が好きな私的には超オッケー。今期最高に楽しめそうです。


　セリフ回しが特徴的ですよね。
　特に今回スポットの当たっている戦場ヶ原ひたぎの行動・感情の言語化はいいですね。的確で間違いがないというか、普段間違えて使っていそうな言葉を正しく使ってる気がします。
「動かないで。ああ、違うわ――『動いてもいいけれど、とても危険よ』というのが正しかったのね」
　このあたり特にそう思います。


　ひたぎの暴言が目立ちましたが、主人公である阿良々木のツッコミもまた良いです。モノローグも面白い。２人の掛け合いがとても面白かったです。
　あとあまり出てないけど委員長もいい味出してました。「おそろしく真面目」という阿良々木の表現が印象的でした（普通こういう表現はしない）。羽川翼はなんとなくだけど阿良々木のことが好きな感じがしますね。教室での２人はいい空気が出てました。



　カッターナイフを口に差込み、さらにホッチキスで頬をバッチンと、ひたぎの文房具の使い方が想像すると恐ろしくありました。あれ脅しとは思えないんですもん。でもよく観ると消しゴムや絵の具があるのだからある意味シュールです。あれも一応武器なんだろうか。

　　
「私のようなキャラのことを、ツンデレっていうのでしょう？」
　自覚症状のあるツンデレなんて初めて見ましたｗ　まあ今のところツンデレというよりヤンデレって気がしますが。いやツンドラでしたか。
　バナナの皮で滑るとか可愛すぎるｗ　


「もしも私から１分おきに連絡がなかったら、５千人のむくつけき仲間が、あなたの家族を襲撃することになってるわ」
　友達いないのに５千人の仲間とか言ってるのが笑えました。けどその直後阿良々木の家族構成を口にしてるんですよね。やはり恐い女です。でもちょっと面白い。


「ちなみに照れ隠しというのは嘘よ」
「１番抜けちゃいけない要素が抜けちゃった！」
　やっぱ面白いｗ



　スカートがめくれるところからして衝撃的だったのですが――綺麗なパンツでしたがそれはさておき――終始濃くて面白かったです。癖の強さが好みな方へ働いてるので今後も楽しめそうです。
　小説（ラノベ）がアニメ化すると駆け足になるのですが原作は２冊なのでその心配も無さそう。まあそれでもペースは速そうですが（でもマリみてやとらドラなどは１冊を１～３話分で消化してましたから、それに比べれば）。



「私の肉体は、案外、法を犯してまで手に入れる価値はないかもしれないわよ」
　ちょっと生々しい。

Category: .アニメ【終】　化物語【終】

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