「日米魂力戦 敗けるなニッポン」を読んだ感想 - こう観やがってます
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「日米魂力戦 敗けるなニッポン」を読んだ感想 



タイトルは悪いけど内容は良い。

経験と情報、その両方を兼ね備えた一冊。
日本の過去と現代を真っ直ぐに見ている。

若干の偏見もあるが、それでもフェアな本だと思う。




内容


「アメリカの美しさと醜さ」を知り尽くした著者が40年近い対米経験をもとにアメリカの「体質」を分析。圧倒的な武力、経済力、文化力で世界に「民主主義」を布教するアメリカに対抗する日本の力は何か。

著者:西鋭夫




感想


最近テレビでは日本の良さをピックアップする番組が多いが、大半がただのオナニーである。
日本の悪いところには目を背け、日本の「凄い」「素晴らしい」を見せる番組がほとんだ。

そういった中でそこに反発する人も多い。
日本のこういうところが駄目だ――と。
しかしそれはそれで前者の意見に反発しているだけでバランスがとても悪い。

「日米魂力戦 敗けるなニッポン」はその中間といった内容で、良いところも悪いところも書いている。
筆者の偏見もあるとは思うが、作者にはその時代を生きたという経験があるので説得力がある。なによりデータも集めた上で一冊の本にしているのでアホな大学教授が書いた本とは大違いなのである。

作中で大学教授を批判する話もでてくるが、概ね正解なのが凄い。
遅刻が当たり前であることにメスを入れる大人はあまりいないのが現状なだけに良いことだと思う。
下手すると休校の告知もない。彼らは物を教える立場にそもそも無いのだ。



アメリカの事情も真正面から


米の景気が良かった頃から、悪くなるまでもきちんと描かれている。
この辺り、筆者のアメリカで暮らしていた経験が上手く生かされていると思う。
ベトナム戦争のくだりは非常に分かり易く、日本にもかつてはあった歴史である。
ただし戦時で逃げた人間を評価する働きは日本人にはあまりない考えかもしれない。現代であればそういう思想も充分にあり得るが。



総評


「誇り」という言葉が現代では誤解されることも多いが、筆者はきちんと理解している。
なので読んでよかったと思えた。

日本人が行っている汚いこともきちんと書いており、その上で良いところ、これからすべきことの一端を書いている。こういう描き方は非常にフェアだと思う。政治的な番組ですらアメリカ批判が前提となっていることが多いなか、もうアメリカのせいにはできないと結論付ける様は潔く、好感が持てる。
近年では日本の技術力を評価する輩が多いが、それを過去のものとし、その上で未来を生きていかなくてはいけない。それを理解している文章だった。

また高齢の目から見た日本とアメリカというものは大抵は根拠が無いが、この筆者はそれを情報量で補っていて、時には具体的なパーセンテージも出している。イメージではなくデータでの表現というのは、この世代の人には少ないと思う。そこが私の琴線に触れた。文章をなんとなくで書いていない。


と、褒めちぎっているわけだが、書いている内容が全てだとも思っていない。
あくまでリアリティを感じるという、それだけのことである。感覚的には自伝的な小説に近いかもしれない。







Category: 本(社会・政治)

Thread: このままで、いいのか日本

Janre: 政治・経済

Tag: 日米魂力戦  敗けるなニッポン  西鋭夫  社会  政治 
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