ネタバレ感想
こよみん大学生。
時系列的には花物語と結物語の間といったところ。
卒業後、どこで働くのか知った上でこれを読むと面白さが少しアップするかも。
内容的には怪異絡みではあるものの、割りとミステリー。
ミスリードの仕方が推理小説のそれ。
意外と言うと失礼かもしれないが、最近の西尾維新作品のなかではトリックはちゃんとしている方。
ちょっと上遠野浩平っぽかったけどね。
らしいっちゃらしいが。
らしいといえば女子高生の人間関係がどろどろしているってくだりもらしかった。
若者の水面下でのやり取りがどんより暗いというは西尾作品では何気に多い。
最終兵器、影縫余弦
影縫さんが来たら大体終わる。
そう思わせる貫禄。
臥煙さんもちょっと敬遠してるしね(※嫌ってはいない
真上から対象を潰すとか、チードゥを潰したシルバを思い出したわ。
可哀想に。
まとめ
読んで良かった1冊。
話もそうだけど、キャラクターの動かし方が良かったですね、今回。
だから会話もスムーズ。
掛け合いとシリアスの割合もグッド。
臥煙さんはもちろん、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター、神原、日傘、バスケ部のメンバー、八九寺、アセロラ姫などそれぞれ持ち味が行きてた。
そして初登場である食飼命日子も別の意味でインパクトありましたね。
ひょっとしたら天才が集まる島に呼ばれても不思議じゃないレベルなんじゃないか?
とにかくキャラクターが多かったけど、不思議とどれも印象に残ってる。
恩田陸の『ドミノ』を読んだ時、キャラが多いと大変だと思ったものだけれど、シリーズが続くと多い方が読みやすいこともあるかもしれない。
多くのキャラがボケてるのもポイント。
阿良々木のツッコミが良すぎて誰もがボケちゃうんだよな、多分。
地味に登場してない老倉も存在感ありましたね。
在校生からどう思われているのか。少し気になるところだ。
そして勝手に家に行ったりするあたり、阿良々木さんさすがです。
この辺の常識力は忍にも劣る。
以下は自分用。
気になった台詞、地の文、エトセトラ
P15
「大学一年生なんて生まれたての赤ちゃんみたいなものだよ。私もそうだった。ばぶばぶ言っていた」
P26
「ちょっと育ってる子供が、チャイルドシートに窮屈そうにぎゅっと座っている感じが、僕は好きなんですよ」
「――省略――。なんでも知ってるおねーさんも知りたくはなかったよ」
P29
ありとあらゆるキスをしてきた僕ではあるけれど、
P34
食飼命日子(はむかいめにこ)初登場。
普通さを強調していたが、はてさて。
P40
「火を見るより明らかなわけがないじゃん。幽霊を見るよりも仄暗き闇だよ」
仄暗き闇が気にかかったので。
P63
「ところで阿良々木先輩、彼女います?」
なかなか強い日傘である。
阿良々木変態、などのフレーズも。
P87
「またみ噛み」
新技アナグラム。
P97~98
七花八裂
P110
「はい。あなたさまをそんなに悪い奴じゃないとは、実は思っていません」
アセロラ姫の正直さ。
ちなみにP101ではお面をつけていることを恥じている(全裸なのに
P130
友達を作ったら人間強度が上がったぜ!
P134
女子高生のプロ
P135~136
地濃ちゃん、戯言遣い、りすかちゃん。
P144
「熟女――」
「こよみん、熟女というワードに反応して私のほうを見たことを、おねーさんは熟女になるまで忘れないからね」P149
「呑み込まれないように気をつけてください」重要な布石。
西尾維新らしい展開。
P170~171
臥煙さん女子高生のどろどろにやられる。
P157
神原、奴隷オッケー。
老倉、奴隷失敗。
P162
縁が切れる、何でキレるか。
追記予定
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