こう観やがってます

掟上今日子の備忘録　第6話　感想

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古本屋のバイトを辞めた厄介（岡田将生）は名門女子中学校の管理作業員として働き始めた。ある日の放課後、厄介は用具室で一人の女子生徒が気を失い倒れているのを見つける。部屋にはボンベからガスが噴き出し充満していた。厄介は少女を助け出そうとするが、なぜかドアが開かず閉じ込められてしまう。どんどん酸素が薄くなる中、厄介は警報機を鳴らし、一命を取りとめる。

以下ネタバレあり。




おそらく少女に対して思うところが有るように見せていたのだろう今回。
しかし殺人未遂ということはとりあえず警察でいいんじゃないかなーとは思うのであった。

西尾維新の別の作品に『バックノズル』という現象というか理論みたいなものが有るんだけど、それにそって考えると厄介の行動にはあまり意味が無いようにも思える。
要は少女の被害妄想なわけで、そこが改善されない限りは似たような状況で似たような感覚に陥るのではなかろうか。
……とまあ真面目に考えてみたけど、話自体がそもそも適当に作られた感もありますわ、今回は。

少女は厄介の話で生きる気力を取り戻した――ぐらいの解釈でいいんだろう、きっと。



変わった話だと思うし、厄介の行動は良い大人のソレだとは思うんだけど、面白いとは思わなかったんだよね。
いや、ほんと、怒っても良かったんじゃない（苦笑
それだと話がまとまらないのは分かるんだけど。

今日子が厄介に対して好印象なところは進展していて良いとは思う。
今日子は変わらない――という定義付けで良いのだろう。
ある意味ゲームのヒロインみたい。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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掟上今日子の備忘録　第5話の感想

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厄介（岡田将生）は編集者の重信（神保悟志）から、今日子（新垣結衣）と共に、人気推理作家・須永昼兵衛が開催する“須永フェスタ”に参加しないかと持ちかけられる。
須永フェスタとは、須永が書きあげた新作原稿を自らの手でどこかに隠し、ヒントを元に編集者たちが探し出すというイベント。次の日曜日に軽井沢の須永の別荘で開かれるという。今日子は須永の大ファンで、絶対に参加すると大喜び。
――公式サイトより。




須永フェスタ

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作家の遊び心が具現化した形。
今日子さんのような人がいて良かったですね。
じゃなかったら永遠に謎のままだったかも？

作家先生の家でミステリーってのは割りと王道で、海外のドラマや映画でも昔は結構ありましたよね。
部屋に仕掛けがあることもしばしば。



今日子さんの気遣い

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これね、厄介が最初の頃と比べて変化があるんですよね。
そこが今日子の対応に繋がったと思う。
最初の頃の厄介だったら（厄介の嘘に）今日子さんはプンスコしてたと思う。



総評

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今日子にスポットが当たり過ぎてるかな？
終盤で今日子の設定が明るみに出るのはいいんだけど、現時点ではミステリアス要素が多いほうが好み。


カセットテープのくだりは少し新しかった。
起動の方法を知っている人間がいるのでは出来過ぎだけど、現代なら簡単に調べられるのでどちらにせよ支障はなかったでしょう。
欲を言うなら、知識よりも知恵で溶かせるギミックの方が良かったけど。


厄介からすれば、今日子を楽しませるのは自己満足以外の何者でもないんだけど、それでもその感性は悪くないですね。
そこに気付いたから、厄介の嘘に気づかないフリをしたのかもね。
本当の気遣いというのは、自己主張しないものなのだ。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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＜あらすじ＞
今日子（新垣結衣）にこっぴどくフラれた厄介（岡田将生）は、美術館での事件で知り合った有名な額縁匠の和久井（山田明郷）から呼び出される。彼はアトリエ荘と名付けたマンションに有望な画家の卵を集めて暮らしていたが、近々引退する予定で、これまでの仕事の集大成となる額縁を製作していた。額縁の製作期間中、工房に誰も入らないように今日子と厄介に警備をして欲しいという。
――公式サイトより


掟上今日子の備忘録　第4話の感想

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先週登場した額の先生が今回の被害者。
刺されて心停止もしたようですが、なんやかんやで大事にはいたらず。
しかし刺されたにも関わらず、先生はその犯人については一切を語らないのであった。




12階で止まっていたエレベーター

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さて、裏口から入った今日子さんとワトソン役ですが、その途中12階で止まったエレベーターが。
ここで事件前後、誰かが移動にエレベーターを使った可能性が出てきます。

12階までエレベーターを利用した人間は誰か……といったところで先週も登場した男の子にスポットが。
男の子は14階だけど、身長的には12階までしか押せないのでは？　――と厄介が推理。

今週の厄介は結構活躍してましたよね。
倒れた先生に対する処置も素早かった。



犯人の動機

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今回の動機は、心理でもあります。
芸術家のプライドを理解することで、気持ちが分かり、どうして刺すまでに至ったのかが分かる。
視点を少し変えると、芸術家であれば犯人の気持ちは分かるということでもある。

だから和久井先生は犯人を庇ったわけです。



総評

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自首を促すという、なんとも西尾維新らしいエンディング。
普通のドラマだったら大抵は勧善懲悪ですからね。
少なくとも自首を促したりはしない。


男の子が刺した――というミスリードが適度だったのも良かったです。
犯人じゃないと薄々分かるものの、状況証拠が出てくると怪しく見えてくるものです。
まあ、あの位置に刺すのはそれこそあの身長じゃあ難しそうですが。何よりあの子供の力では服の上から大人を深く刺すのは不可能な気がします。


今日子と厄介のあいだは少しだけ縮まった気が。
記憶はリセットされるとしても、今日子さんの感性はそのままなので、今日子さんに合う男になればワンチャンあるかもしれません。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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掟上今日子の備忘録　第3話の感想

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警備員の仕事を始めた厄介（岡田将生）が務める美術館に、今日子（新垣結衣）が何度も訪れてくる。その度に『母』というタイトルの絵を熱心に見ている今日子に、何故いつもこの絵の前で立ち止まるのかと厄介が聞くと、「この絵には2億円ほどの価値がある」と答えた。今日子との距離を縮めたい厄介は翌日、客として美術館へ。厄介が待っていると今日子が現れるが、『母』の絵の前をすぐに立ち去ろうとする。声をかけると「この絵の価値は200万円程度」と、前日とまったく違うことを口にし、厄介を驚かせる。（公式サイトより）




額の先生

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そこに気付くかどうかが今回の鍵でした。
今日子さんの衣装チェンジも、一応は布石。
とはいえあの衣装チェンジって男性どころか女性でも気付かない可能性が高いと思われ。

目のつけどころがシャープというか、良くも悪くもダメな大人がいる方が問題は起きやすいといういい例だったと思う。
天下りダメ、ゼッタイ。



総評

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初回などに比べるとかなりじっくりと話が進んだ印象。
2億円から200万円になった理由を考えるのが面白い話でした。
ただし次への事件の布石でもあったようで、ちょっと作ったらしい引きではありましたね。


厄介の恋愛事情が一般的ではない点が実は面白い要素。
今日子の記憶が無くなるということは、厄介が成長しない限り今日子さんは振り向いてはくれないということである。
成長して今日子さんにやだ・・・かっこいい――と思わせることできれば、あるいはグッドエンド。

今日子さんの感性はある意味では毎日同じといえる。
そこを攻略するのがポイントですね。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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掟上今日子の備忘録　第2話　感想

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隠館厄介（岡田将生）は、掟上今日子（新垣結衣）との出会いを忘れられないでいたが、一方忘却探偵の今日子は、厄介と出会ったことすら忘れてしまっていた。そんな中、アパルトマン兼探偵斡旋所「サンドグラス」を訪れたのは鯨井留可（くじらいるか）（堀井新太）。鯨井は殺人事件の容疑者にされており、犯行時間に一緒にいた、アリバイを証明できる女性を探していた。総白髪で、調査の仕事、推理小説が好きなその女性…その人こそ、掟上今日子であった。（公式より




鯨井留可との出会い

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今日子さんが誰かを気に入るシーンというのは特に見たかったわけではないけど、記憶を失う事が前提となればある種の哀愁があってそこは良いと思った。
厄介の立ち位置も初回より確立された気が。
結局惚れたとて、惚れられる事があったとて、その記憶も忘却の彼方。


総評

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被害者は宇奈木九五という競泳選手でしたが、結果的に被害者はその元ライバルである鯨井留可だった気もする。
この辺は捉え方次第かもしれませんけどね。
なんとなーく彼が悪いという認識をズラされた感じがしないでもない。

罪悪感がどうとか言っていましたが、薬物検査した人達に問題があっただけじゃないの？

あと回想、映像によるミスリードがちょっと強すぎたかもー。
言葉でのミスリードは個人的に有りなんだけど、映像はズルいと思ってる。
まあ犯人候補が実質1人だったので、しょうがない部分も多分にあったかもしれませんね。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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掟上今日子の備忘録　第1話　感想

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「史上最も運が悪い男」隠館厄介（かくしだて やくすけ）（岡田将生）は、今日もいつも通り周りから疑われていた。彼が勤める研究所で、機密データが入ったＳＤカードが消えてしまったのだ。挙動不審だというだけで、所員全員から犯人と決めつけられ、厄介はこう叫んだ。「探偵を、呼ばせてください！」（あらすじ




意外と違和感なし

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西尾維新作品のドラマ化ということで、何かしら不自然な部分が出てくるかもと思いましたが、意外と普通に溶けこんでました。
主に掟上今日子が。
白髪は思ってたんだけど、むしろ可愛いまである。

事件に発展する流れはたまにシュールだったけど、スピード解決の文句に嘘はなく、フラグを引っ張っていないところは好感持てる。
まあさすがにヒロインの前で隠館がさらわれるシーンが浮いてましたけど。


総評

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海外ドラマ以外のドラマを観るのは久々です。
アオイホノオ以来かも（そんな前でもないか？

放送タイミングの影響なのか、羽川翼を意識してしまう。
頭脳明晰で、正しいけれどちょっとズレているところも妙にそれっぽいですね。

製作者はシャフトの影響を受けているのか、独特の文字演出もありましたが、こちらも違和感なし。
むしろ問題があるとしたらモブキャラの性格かな。
挙動不審という理由で犯人にされるのは不運ではなく、周囲の人間の性格が問題でしょ。

犯人と同じぐらい、何の証拠も無く犯人扱いした側にも問題がある。
そこをスルーしている部分は合わなかったですね。

とはいえ推理パートは面白かったし、掟上今日子のキャラクターも魅力がありました。
先行き不安な部分もありますが、とりあえず次回も視聴……する予定です。




原作：西尾維新

＜キャスト＞
掟上今日子：新垣結衣
隠舘厄介：岡田将生
也川塗：有岡大貴（Hey! Say! JUMP）
幕間まくる：内田理央
絆井法郎：及川光博

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